03.木工塗装の要点
3-2.塗装の設計
今まで学んだ、木材の特性を理解した上で、木材塗装の設計を行なうに際し、下記の順序によって合理的・能率的な塗装方法を設計します。
①被塗物の使用目的、素材の種類、塗装時の条件等を考慮して適切な塗料を選定
②被塗物の形状、大きさ、数量の関係によって合理的、能率的な塗装方法を決定
③塗装機に応じた塗装方法を決定
塗膜耐久性は、硬さ・付着性・耐摩耗性等の機械的性質・耐水性・耐熱性・耐薬品性等の物理的、化学的性質、耐候性といった性質も塗料によって大きく異なります。したがって塗料効果を期待するには適合する塗料の選択が先決です。
しかし、良い塗料を選定してもやはり塗り方が悪ければ効果は望めません。
使用目的によって性能が求められ、それらに応じた塗料を選定する必要があります。